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小美玉だからできる、自分らしい「小さなシティプロモーション」

小松﨑 由美子

小松﨑由美子「シティプロモーション」という言葉は、実は私の中でまだ馴染めていません。「地域を持続的に発展させるために、地域の魅力を地域内外に訴求し、それにより、人材・物財・資金・情報などの資源を地域内部で活用可能としていくこと」という東海大学教授の河井孝仁氏の定義が、なかなかピンとこない。会議を重ねても、パーツごとは理解できるが、全体がまだボヤっとしたまま。ビシッと理解できない自分を「頭が悪いな~」と思っています。
ところで私はこの10年、小美玉市を中心に様々なボランティアをしてきました。そのほとんどが「自分らしさ」を発揮させてくれる楽しい活動でした。私はこの活動を通じ、たくさんの人やモノと出逢い、小美玉市の魅力を学べました。この内容をみんなに伝えたくて、私はSNS(Facebook)で情報を発信しました。この習慣は、市内外問わず、みなさんにとって身近な「小美玉市」として認知された面が少なからずあったと思います。その代表例が「第1回全国ヨーグルトサミットin 小美玉」です。私は様々なコミュニティでポスターを囲み、みんなで「ヨ」のポーズをしながら写真を撮り、それをSNSに投稿しました。これができたのは、相手側の理解と共感と、そしてなにより「楽しむ心」を持ってくれたからです。いつも面白がってくれるみなさんを「本当にいい人たちだな~」「信頼できる人たちだな~」と感じました。そしてこの「ヨ」シリーズは、このイベントが「他人事」から「自分事」となり、告知をしてくれたり、遊びに来てくれたり、ボランティアをしてくれるなど、みんなが応援してくれる爆発的なパワーを発揮してくれました。
そして今回、コラムを書くことになり、再び「シティプロモーションってなんだ?」と悩み、定義を読みなおし、自分のこれまでのボランティア活動を振り返りました。そして気づきました。私がしてきたことは、小さな「シティプロモーション」の一つだったと。そしてそれは小美玉市だからできたことだと。だから私はこれからも学び、次世代が住みやすいまちになるよう、置かれた現状を踏まえながら、自分らしく活動していきたいと思います。